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フォトウェディング – まゆさん&りのさん

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3年の記念日にまゆさんへのプロポーズをし、フォトウェディングをプレゼントする約束をされたりのさん。フォトウェディング当日はLGBTであることを忘れ、本当に楽しい時間だったと、これからも節目ごとに写真に残していきたいというお二人にフォトウェディングの感想を伺いました。

 

【カップルデータ】
お名前:まゆさん&りのさん
お住まいの都道府県:東京都
年齢:41歳/39歳
職業:トレーナー/会社員

 

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(左 りのさん&右 まゆさん)

 

Q:フォトウェディングをしようと思ったきっかけは何ですか?

まゆ)付き合って3年記念に彼女がプロポーズと記念に写真に残そうとプレゼントしてくれました。
りの)過去に男性と結婚していた彼女ですが、実はウエディングドレスは着なかったと聞いて、しめしめ(笑)ハレの日にドレスを着ることは一生の思い出になるかなと思って、フォトウェディングを提案しました。

 

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Q:準備に掛かった期間、費用&内容を教えてください。
りの)初めは別のところにお願いしていたのですが、担当者が変わって打合せ内容が飛んでしまったり、タキシードのサイズがなかったりで、半年くらいバタバタした後、novia novia weddingにご縁あって相談することができました。
相談してからはスタジオが決まるのもスムーズで、1回で衣装も決まりましたし、こちらが動ければ1ヶ月ほどで撮影完了したと思います。2人の仕事の休みがなかなか合わず、長らくお待たせしました。
費用は、衣装やヘアメイク、スタジオ代すべて込みで13万円弱でした。初めてのことで相場がわかりませんが、かなり安いと思いました。スタッフの皆さんがとても親切で、きめ細かくご対応くださり、本当に幸せな時間でした。

 

Q:進める上で特に楽しかったこと、大変だったことがあれば教えてください。
まゆ)2人でドレスにするのか?ドレス&タキシード??2人共タキシード???と選択肢があったので、試着してその写真を見ながら、ワクワクしながら衣装をどうするのか話したのが楽しかったです。
りの)やはり撮影当日は、非日常でした!着替えやメイクの段階から、緊張と楽しさと、恥ずかしさと嬉しさと…よくわからないテンションで彼女のドレス姿に見とれ、カメラの前に立ちました。
正直、ジェットコースターに乗ったような気持ちで、まな板の鯉になっていました(笑)

 

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Q:実際にウェディングをした感想をお聞かせください。
まゆ)すご〜く緊張しました(笑)でも、彼女のタキシード姿がすごく素敵で、一緒に写真残せるんだぁー、幸せー♡と思ったら、自然に笑顔になれました♡
それと、試着の時にお手伝いしてくれたヘアメイクさんが当日のヘアメイク・現場も一緒に居てくれて安心だったのと、撮影してくれた方とのコンビが最高でとても楽しい時間でした。
りの)すでにお揃いのマリッジリングはつけていたのですが、改めてウエディングのシーンを体験し、写真を手にしてより実感が増しました。
これから色々あるだろうけれど、助け合って生きていこうと、ある種の神妙な気持ちです。年貢を納めたって感じですかね(笑)

 

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Q:日本で同性婚が可能、またはパートナーシップ法などができれば、それを選択しますか?その理由も教えてください。
まゆ)はい、選択します!男女間同様に社会的な承認が付与され、法的な保障や保護が行われる事…そんな幸せな選択が出来る様になったらいいですね。
りの)はい。(今のように何の保障もないと)お互い病気になった時に困ります。あと、勤務先の人事制度ですね。転勤になっても、独身だから単身赴任手当は出ない。もしそうなったら、法律で認められてなくても交渉しなくちゃ…と考えると気が重いです。

 

Q:今後のお二人の夢を聞かせてください。
まゆ)仕事を通じて又、LGBTの活動を通じて関わる方に「笑顔になって欲しい」がお互いに思う夢です。今やネットで情報交換やコミニュケーションが簡単に取れる世の中です。ですが、人とが繋がり幸せになり笑顔になれること…簡単な様でとても難しいことなのかもしれません。自分だけの力ではなし得ないことも、パートナーと一緒なら、更に人が繋がっていけば大きな力になる=「沢山の笑顔が生まれる」そんな未来にしたいと思っています。
りの)お互い好きな仕事をしながら、かつLGBTとして生きていることを、世の中に示していきたいと思っています。傷つけたくないので親には言えませんが、親に伝わらない範囲で。
自分自身、思春期に同性愛者であることに気づいて、すごく悩みました。21歳の頃、就職活動がハガキからインターネットに変わったお陰で今があります。もしインターネットがなかったら、LGBTに関する情報がなくて、とっくにお見合い結婚でもしてるんじゃないでしょうか。
インターネットを通じて、沢山のL当事者の存在を知ることができ、今の私があります。前向きに生きることができたし、素敵な仲間たちにも出会えました。多様な生き方を知ることで、自分だけが異質・変質という恐怖から徐々に解放され、異なる他者を尊敬できるようになりました。
LGBTだけでなく、異なるもの同士で人間の在り方や価値観を交換し、支え合って生きられる社会にしたいと思っています。

 

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Q:ウェディングを検討している、または興味を持っている方へメッセージをお願いします。
まゆ)日本の法律では同性婚はまだ認められていませんが、2人の愛の形を写真で残せるのは、周りの人達へ感謝の気持ちと私達のこれからの糧になりました。式は家族へのカム等難しい壁はありましたが、写真は思い出になり一層気持ち・絆も深まりました!考えているカップさんがいらっしゃったら、是非オススメです!
りの)法律がなくても、形に残る分、想像以上にお互いの覚悟が必要だと思いました。今までの自分ならしてないかも(笑)
落ち着いた、あたたかい家庭を作りたいと思ったら、ウエディング、オススメです。

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 フォトウェディングによって、さらに絆を深められたお二人。いつまでも末長くお幸せに!!